核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

決断すべき時。

 そんなに深刻な話でもありませんが。このまま「どのように戦争を止めるか」論を書き続けるか、一時凍結して他の論文に移るか、今日中に決めようと思います。

 「どのように……」論に盛り込めるかはわかりませんが、戦争阻止について最近思うことがありまして。

 カントは、民主国家は君主国家よりも戦争になりにくい、と考えました。二十世紀・二十一世紀の歴史を顧みると一概にそうとも言い難いのですが、一つ思いついたのは、「民意によって政権交代ができる国は、そうでない国よりも戦争になりにくい」ということです。

 民主主義国家といえども、何かのまちがいで戦争を起こしかねない指導者を選んでしまうことはありえます。そこで、民主主義が本当に根付いたものか、形だけのものかは、民意によってスムーズな政権交代ができるかどうかにかかっていると思うのです。

 指導者の肩書が大統領とか首相とかいうだけでは、民主主義国である証明にはなりません。国民の意思によって無血のうちに政権交代ができてこそです。