公式サイトで無料配布されているD&Dルールにはすでに十分な種類のモンスターが記載されていまして、10レベルぐらいまでの冒険なら足りるのですが、カラーイラストと追加モンスターに目がくらんで買ってしまいました。ただほど高いものはないという好例です。
ですが、この本は私を十二分に満足させてくれました。昔からこういう「かいじゅうずかん」「かい人カード」のたぐいが好きで好きで。読んでるだけでも楽しい本です。
脅威度0の「クロウリング・クロー」から、脅威度24の「エインシャントレッドドラゴン」、さらにその上(!)まで、迫力のカラーイラストとデータつきで掲載されています。
「一般人」や大半の動物も脅威度0なのですが、そのへんは文章とデータのみで。まあ、普通の図鑑でも間に合うことだし。
脅威度というのは、同じレベルの冒険者4人とほぼ互角、という数値なのですが、中には通常兵器が効かないワーラットとか、石化攻撃のコッカトリスみたいな、脅威度が低いわりに低レベルでは対抗手段がないやつもいて、どれを出すかはDMの腕の見せ所です。伯仲白熱の闘いこそTRPGのだいご味。