最近復刻されたようですが、そちらは未所持。リアル中二病時代の思い出の本のほうを語らせていただきます。
プレイヤー側がモンスターになって、村人やヒーローを襲撃するという、「TRPGは教育に悪い」派を逆なでするようなコンセプト。豊富なモンスター側データもさることながら、当時の私に刺さったのは、サンプルの村「ウッズエッジ亭」でした。
詳細な地図はもとより、村人一人一人に姓名と能力値が設定されてまして。酒場の主人オルガー・ラウンデは見た目三十代なのに四十年前の戦争で受けた傷があるとか。村人ロッド・ファーマーの妻サル・ファーマーは2レベル魔術師だけどだんなは知らないとか。表をみているだけでわくわくしてきたものです。付録で僧侶魔法もついてたけど、あれはバランスがちょいあわなかったような。
結局、『モンスター!モンスター!』自体は一度も実プレイしなかったわけですが、読み物としては絶大な影響を私に残していきました。1989年は想い出深い年です。