核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

北原白秋『思ひ出 抒情小曲集』も読んでみた

 九州柳河の、旧家のTonka John(大きい方の坊っちゃん、という意味らしいです)として生まれ育った北原の、幼少年時代の心象をつづった詩集。

 さすがに表現が凝ってるというか、自爆だ体あたりだや、「一二三四五六七」は出てこないな、と思ったらありました。

 青空文庫版では「カステラ」と「散歩」の間にイラストの形で挟まっていますので、ご検索の際は「カステラ」で。文字化けの際はご容赦を。

 

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 ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦ

  ⅧⅨⅩⅪⅫ・・・・

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  過ぎゆく時計

   の音のあや

   しさよ。

   ※

 

 いや、撃沈した空母の数を数えているんじゃなくて、ある退廃的なムードを表現しようとしているくらいはわかります。でもなあ。