2021-12-10 北原白秋『邪宗門』読んでみた。 戦争詩だけで詩人を評価するのもどうかと思い、北原白秋の代表作『邪宗門』を読んでみました。 こういう退廃的な心象風景の乱舞に酔うには、こちらの感受性が衰えてしまったようです。一語一句たりとも見逃さないようていねいに読んだはずなのですが、期待していた感動には出会えませんでした。まあ、例言にも「強ひて自己の感覚を尺度として他を律するは謬なるべし」とあったので、北原白秋のせいではないということにしておきます。一応、次は『思ひ出』いってみます。