核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

ミノタウロス雑感

 地下迷宮の奥底に潜むモンスター、というRPGの定番を生み出したミノタウロス。牛頭人身というデザインがかっこいいせいか、あちこちで見かけます。
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 孤独な少年の内面をつづった私小説・・・の作者がミノタウロスだったという話を、幻想小説の大御所二人が書いています。影響関係も気になるけど、○○○○がどんな文献を参照したのかも気になります。プルタルコスによれば、いけにえは9年ごとに男女7人ずつのはずです。
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 増田こうすけ先生のギリシア劇場でも、迷宮のインテリアにこだわるおしゃれなミノタウロスが描かれてました。単行本化が待ち望まれます。
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 強敵として登場することが多いミノタウロスですが、『カルドセプト』(PS版)では、ファイター(属性のない人間戦士)に火属性がついただけの量産側カードになってます。まあ最強のオールドウィロウ様をお呼びするための場所取り要員としては使えますけど。
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 逆にあるゲームブックでは、最強の装備を揃えた上、それまで貯めこんだ名誉点(エネルギー)を全部使い果たしてやっと勝てるかどうかという最強の敵でした。で倒して糸玉たぐって帰ろうとすると、糸の先にミノス王がイラストつきで仁王立ちしてて、「よくもわしの息子を殺したな!」って連戦に。あれは笑いました。 
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 近代日本文学におけるミノタウロス。ないこともないです。あの件もミノタウロスの一種とすれば。