わけあって1959(昭和34)年当時の彼の動向を知りたく、文献を漁ってみました。
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昭和34年(1959)年 59歳
2月 〔20日~3月4日〕米国SIPREに出張、グリーンランドで氷の研究を続ける.
4月 北大地球物理学第四講座担任を免ぜられ、物理学第三講座担任.
11月 米国より帰国.
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宇吉郎は戦前雪の結晶の墨絵(すみえ)を描くことから始めて、南画をたしなんでいたが、晩年までよく南画を描き、墨やすずりもよいものを持っていた。昭和三十四年四月には、小林勇氏と二人で文春画廊で友人を招いて墨絵の二人展を開いた。
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なお、電子計算機や将棋についての話題は、上記『中谷宇吉郎集』や『小伝と科学随筆』にはいっさいありませんでした。著書目録にもそうした表題の随筆はないようです。
もう少し調べたら、中間報告とさせていただきます。