核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2023-10-12から1日間の記事一覧

佐藤泉「生きさせる権力と殺す権力の配分―伊藤計劃『ハーモニー』『虐殺器官』―」(『日本文学』2023年10月号) その1

私はこの論文に奮発させられました。 「啓発させられました」のほうがていねいな表現かも知れませんが、同論文から受けた感想には、いくぶん「憤激」「憤慨」要素も混ざっており(つまり、いくらかは不満なのです。佐藤氏や伊藤計劃作品に対してかは別として…

『日本文学』2023年10月号、特集「〈生〉と〈死〉の文学」届きました

いつもにまして、今回は読み応えがありそうです。

酒井萌絵「書評 闘技民主主義は持続可能か : Fuat Gursozlu, Agonistic Democracy and Political Practice : Ways of Being Adversarialを読む」

『名古屋大学法政論集』298 191-204, 2023-06-25。 CiNiiで読めました。 私は以前シャンタル・ムフという政治思想家の「闘技民主主義」に入れ込んでいながら、最近はなまけていました。ムフに限界を感じたわけではなく、主に当方の英語力の欠如が原因です。…