核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

佐藤和正 『太平洋海戦①【進攻篇】』 講談社 1988

 以前に「どこかで読んだ」と書いた、ミッドウェイ敗戦前の図上演習のいきさつを知りたくて借りてきました。
 1942(昭和17)年の5月1日から4日間、「大和」で行われた図上演習。
 連合艦隊参謀長の宇垣纒少将(『戦藻録』の作者)が審判長および青軍(日本側)指揮官を、「日向」艦長の松田千秋大佐が赤軍アメリカ側)を担当しました。
 審判官をうけもった奥宮正武少佐は、審判規定に基づいて空母「赤城」「加賀」ともに沈没と判定し、宇垣がやり直しを命じたものの結局作戦は失敗という結果が出ました。 宇垣は「連合艦隊は、このようにならないよう、作戦を指導する」と言って、この問題にケリをつけてしまった、そうです(同書392ページ~393ページより)。
 次に国会図書館に行く時に、もう少し詳しい資料を探してきます。