核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『経国美談』後編を読み返してみる。

 同小説にアンタルキダスという平和主義の創作人物が挿入されていることは、当ブログの2回目および博士論文序章で語ってきましたが、もう一人、急進民主主義のオリキャラがいまして。
 自由党の過激性を立憲改進党の立場から批判的に描いたものだとか、実在の人物アルキビアデスがモデルだとかいろいろに論じられています。
 今回、直前の主権論争および民主主義をめぐる論争をふまえて読み直そうと思います。後編は春陽堂の円本が、タンスの奥にあったはずです。近代デジタルコレクションという手もありますが。