ネットをやってると実感しますが。
憎悪というものは実にたやすく連鎖・増幅するものでして。
悪意があるわけでもない言葉が悪意にとられ、悪意のこもった言葉はさらに悪意のある売り言葉買い言葉となり……といった具合に。
そうした流れに乗り、「煽る」ことは実に容易です。あの東大仏文科出身者の言動をこのたび追ってみて実感しました。
では逆に、ことばによって憎悪の連鎖を減退させ、敵対関係を微弱な対立関係にまで弱めることは可能か。
実例は少ないのですが、それが平和主義文学の課題だと思います。