たとえば、「差別や戦争は廃絶できるか?」という問いに対して、
「できっこないよ」
と悟ったような答えを返す高二病患者よりは、まだしも、
「簡単だよ」
あくまでも感情移入であって、差別や戦争をなくすのが簡単だとは(逆にできっこないとも)私自身は思っていません。しかし、三年分の経験は生きていれば積みようがありますが、三年分の若さはどうやっても取り戻しようがないのです。
戦争と差別の廃絶という、前代未聞の大仕事に取り組むには、経験よりも若さが大事だと思います。むだに年齢を重ねた我が身を嘆くのみ、と言いたいところですが、今は嘆いてる時間も惜しいです。