核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「CUBE2」

 レンタル100円!の宣伝につられて、前から気になってた映画をまとめて借りてきたアンタルです。
 前作「CUBE」は名作でした。
 ふと眼が覚めると色つき立方体の部屋の中にいた。出口は前後左右上下に6つ。壁の扉を開けると色違いの立方体部屋が。床を開けても天井(のぼるの大変そう)を開けても立方体。出口を求めてさまよっていると、唐突にトラップが・・・。
 という感じ。たぶんセットひとつで照明の色だけ変えてまとめ撮りしたと思われる、ドリフのコントのような低予算ホラー映画なんですけど、これが怖かった。最初は仲間が増えるたびにたのもしくなるんですけど、出口探しが行きづまるにつれてどんどん人間関係が険悪になりまして。力を合わせて脱出どころじゃなくなるわけです。
 で、その続編がこの「CUBE2」。前作のヒットでふえた予算を惜し気もなくCGにつぎこんだらしく、なんか悪い意味でコンピューターゲームみたいになってました。今度は4次元立方体(ハイパーキューブ)が舞台で、部屋を移動するたびに時間と空間がすこしずつねじれていくわけです。宿題が永久に終わらなそうな「ドラえもんだらけ」といえば、わかる方にはわかるかも。なお、天井が高くなったぶん、はしごが六面すべてについてます。変なとこで親切な設計者。明日はわが身とでも思ったんでしょうか。
 スリルはあったしどんでん返しも楽しめたけど、前作ほど怖くはなかったみたいです。第一印象は大切。