核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2013-01-24から1日間の記事一覧

デカルトの初恋 (白水社『デカルト著作集 Ⅲ』1973 「書簡集」 より)

小林秀雄とは何の関係もありませんが、ほほえましい話なので引用してみます。 友人のシャニュあて、「ハーグ、一六四七年六月六日」とある手紙の一節。 ※ たとえば、私は子供のころ、同い年の女の子が好きでした。ところが彼女は、いくぶんやぶにらみであっ…

『ビュルマンとの対話』 (白水社『デカルト著作集 Ⅳ』 1973)

1648年。二十歳のオランダ人神学者ビュルマンが晩年のデカルトを訪れ、その質疑を口述筆記したものだそうです(解説 444ページより)。 たとえば前回の、神の存在論的存在証明について。ビュルマンは『省察』の「私は二つまたはそれ以上のこの種の神…