核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2020-06-16から1日間の記事一覧

米地 文夫「宮沢賢治の反戦童話「烏の北斗七星」」『総合政策 = Journal of policy studies』 19, 19-35, 2018-03

CiNiiで読めました。先行研究の要を得たまとめに始まり、実際のカラスの生態に及び、宮沢賢治の信仰や北斗七星の意味するものを考察し、「烏の北斗七星」を反戦童話とする結論です。実に力作です。 既にこういう力のこもった論文が書かれてしまった上で…

宮沢賢治とか……

宮沢賢治の「烏の北斗七星」「飢餓陣営」あたりは軍隊の残酷さを童話形式で描いており、もしかしたら論にできるかもしれません。 すでに米地 文夫氏が、この二作品を反戦文学として読む論を発表なさっています。これから手をつけて、独自性が出せるかどうか。