核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

時間がむなしく過ぎてゆく・・・・・・

できれば昨日の憲法記念日にでも、堂々たる護憲論を書きたかったのですが。 どうも集中力が欠けている状態らしく、果たせませんでした。

たしか森鴎外の『灰燼』に

「変生男子」と呼ばれる、今でいうトランスジェンダーの登場人物が出てきた記憶があります。 未完の長編である上、読んだのははるか昔なので、今度はうろおぼえでの紹介もできません。CiNiiで検索してみたのですが、ジェンダーの視点から『灰燼』を扱った論…

カフカ「仲間どうし」(1920 草稿)

家の中から五人出てくるんですよ。他人はそれを指して、あれは五人仲間だと呼び、当人たちもそんなものかなと思った頃に、呼ばれもしない六人目がやってきます。別に五人が固い友情で結ばれてるとかそんなことはまったくないのですが、六人目が加わるのがう…

反戦小説!?長野晴浜「敗将」

国会図書館サーチで、前から探していた、反戦小説だという前情報のある長野晴浜の「敗将」の書誌情報が明らかになりました。 ※ 小説 敗将 (文芸倶楽部 3(明40-大1)) 詳細情報タイトル 小説 敗将 (文芸倶楽部 3(明40-大1))注記 文芸倶楽部 3(明40-大1)…

「封三娘」論、もう1本見つかりました

※ 御伽草子『玉水物語』考--『聊斎志異』封三娘との比較 安藤 みな子 愛知大学国文学 (44) 43-56, 2004-12 ※ 「玉水物語」論はけっこう見つかるんだけどなあ。センター試験にも出てたし。

クルクルドアン ノ シマ

『ククルス・ドアンの島』(6月公開の映画)の間違いではありません。こちらも『機動戦士ガンダム』由来ではありますが。 1989年発売ですが、いまだにガンダムゲームの最高傑作と呼び声が高いファミコンソフト、『ガチャポン戦士2 カプセル戦記』。そ…

穆雪梅 「『玉水物語』と「封三娘」(『聊斎志異』)の比較 ──影響関係に関する有無の再検討を中心に── 」

ネットで「封三娘」を検索したら読めた論文です。発表媒体は残念ながら不明ですが、穆氏は『お伽草子における異類物の文学的意義 : 動物物を中心に』という博士論文を書いていらっしゃる方であり、この分野の専門家といえそうです。 『玉水物語』は室町時代…