核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2024-02-08から1日間の記事一覧

夏目漱石「薤露行」(一九〇五(明治三八)年)

「かいろこう」。題名からして難解です。 ふとアーサー王伝説に興味がわいて、新潮文庫『倫敦塔・幻影の楯』を引っ張り出して読んでみたのですが……筋を追えたかも疑問です。明治文学研究者としてふがいない話ですが、村井弦斎のわかりやすすぎる文体に慣れす…

ルードヴィッヒさまといえば悪の美学

ミーゼスの名前がルートヴィヒ・フォンだと知り、つい懐かしのアニメ『未来警察ウラシマン』(1983)の金髪美形悪役を連想してしまいました。 あちらのフルネームは、「アドルフ・フォン・ルードヴィッヒ」。ルードヴィッヒさまって名字だったのか。犯罪…

ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス『自由への決断』〔一九五九年の講演)より ケインズ批判

社会主義や共産主義への批判はもっともだと思えたのですが。 ケインズへの批判となると、はたして妥当なのか、私にはわからなくなってきます。 ※ ケインズは、賃金率が市場にとって高過ぎるため、すなわち賃金率が高過ぎるので、雇用主がその労働者数を増や…