核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

制野秀一「決闘!ウルトラ兄弟」(『小学三年生』1979年1月号・2月号)

 懐かしネタをもうひとつ。『ウルトラマンレオ』にも似たような題の話がありましたが、こちらは学習誌のオリジナルストーリーです。
 …恐怖のブラックヘル軍団がウルトラの国と地球を同時攻撃してきます。父母ら主力はウルトラの国を守り、ウルトラ兄弟ゾフィーウルトラマン・セブン・新マン・エース・タロウ・レオ・アストラ)の8人は地球に急行します。
 そこに待っていたのはカイザーヘル率いるブラックヘル8人衆。地球の平和をかけた8対8の勝ち抜き戦がはじまります。
 まっさきに飛び出したエースが鎖使いのヘルジャイアントに倒され、続いてマン・アストラも一蹴。ここで前編終了。
 そして後編。先ほど扉絵の画像を検索したのですが、やられた三人の顔に×がついているのがただならぬ危機感をあおります。
 悲壮な雰囲気で現れたセブンが、回転ワイドショットでヘルジャイアントを倒します。が、次のブルーヘルと壮絶な格闘の末相討ち。また顔に×。
 続く兄弟も、アイアンヘルやらキングヘルを一人倒しては次の敵に倒されるか相討ちで、ついにゾフィーとカイザーヘルの大将戦となります。渾身のM87光線でカイザーヘルと共倒れになり、最後は大ゴマで、倒れたウルトラ兄弟を地球人たちが涙ながらに「ありがとうウルトラ兄弟!…」と讃えるシーンで完。
 …次のシリーズではしれっと全員生き返っていたような。「1ダースの特攻隊」だったかな。今度、細部も含めて確認しておきます。