2015-03-23 木下尚江『火の柱』再読 平和主義全般 #倫理学 この反戦小説で論文を書いたのはもう十年前ですが、わけあって読み直してみました。 あのころの新鮮な感動は失われていませんでした。 ただ、当時の私を突き動かした、クライマックスの、 「力を以て来るものには、只だ温順を以て応接する外無いでせう」 には、少し不満が残ります。「温」よりも「熱」のほうが、今の私の心境にはふさわしいようです。