すでに各方面(作者含む)で論じられた作品でもあり、あらすじを三行でまとめるにとどめます。
私(スティーブンス)は親の代からダーリントン家に仕えた執事。ダーリントン卿が対独協力のかどで第二次大戦後没落した後は、アメリカ人のファラディ様に仕えるが、小さなミスや行き違いを繰り返すようになる。休暇を機に私は、品格ある偉大な執事とは何かを問い直す旅に出るのであった。
「信頼できない語り手」「空所」といった術語に通じていなくても、なんか本音を隠してるんだろうな、ぐらいのことはわかります。
書かれざる五日目には何があったんでしょうか。海に「ダーリントン卿のバカヤロー!」とか叫んでたりして。