核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

マルメロの原産地は?

 「将軍」そのものについての考察が進まず、末尾に出てくるマルメロについて考えてみました。
 芥川全集の注釈には南欧原産とあったのですが、ウィキペディアでは中央アジア原産となっていました。
 図書館の図鑑で調べてみます。真の問題は芥川がどちらと考えていたかですが。
 たぶん作意としては、「またマルメロ(原文漢字)が落ちなければよいが」とは、「息子のか弱い西洋思想が、時代の風雨に耐えられればよいが」といった寓意なのではないか、と読んでいます。