核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『決定版 三島由紀夫全集 35』新潮社 2003

 昨日は休んでしまいました。「なんてクリスマスらしい話題なんだ」とか言って、三島の「文化防衛論」の話題でも書く予定だったのですが。

 で、三島最晩年の評論集。「文化防衛論」「若きサムラヒのための精神講話」「行動学入門」といった、いかにもな論が並んでいます。

 私はこの時期の三島の思想にはまったく共感できないのですが、三島の人物にはひかれるものを感じています。

 表紙をめくると、映画『人斬り』に出演した時の三島の写真が。何が彼をそうさせたんでしょうか。