『HELLSING』という劇画は未読なのですが、その中に登場する「少佐」の、「諸君、私は戦争が大好きだ」で始まる演説があるそうで。改変されてコピペに使われたりもしています。
……んなことを言ってられるのは、彼がまさに「少佐」つまり、比較的安全な場所から人に命令できる立場だからであって。
「諸君、私は二等兵として赤紙一枚で最前線に送られるのが大好きだ」とか、「出征中にマイホームが空襲されるのを想像すると心が躍る」なんて人はいるわけがないのです。
軍人の階級は階段状になってまして、どこからどこまでが「命令する加害者」で「命令される被害者」かは決めづらいのですが、「少佐より上」と、「大尉より下」というのは一応の目安になりそうです。