核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『青鞜』が読める!

 国会図書館のデジタルコレクションで、『青鞜』が読めるようになっていました。

 ありがたいことで、さっそく「伊藤野枝 戦争」で検索してみたのですが・・・・・・第一次世界大戦(当時の言葉でいう欧州戦争)の時期とかぶるにも関わらず、伊藤野枝がその戦争について述べた箇所は、今のところ見当たりませんでした。

 当時も非戦論はあることはあるのですが、「新しい女」の方々は、どうも非戦論には熱心ではないようです。一応、まだ読んでいない資料は多いので、調査は続行します。

 伊藤野枝が非戦論者だろうとそうでなかろうと、差別問題を扱った「火つけ彦七」の論文には関係ない?テクスト論的に読むなら、作者の伝記的事実を追うのは無意味かも知れませんが、私が書こうとしている論文はそういうのではないのです。何というか、作品とのシンクロ率が重要なのです。