ある朝起きたら虫になっていた話、『変身』。
仕事を求めて城のある村にやってきたけどらちがあかない、『城』。
身におぼえのない裁判に巻き込まれる、『審判』。
といった不条理(わけわからん)小説でおなじみのフランツ・カフカ(1883~1924)。
上にあげたのは中・長編ですが、文庫本1~数ページの短編もけっこう残しておりまして。
「メシアはやってくるだろう―信仰に対する徹底した個人主義が実現した暁には。(略)もはや必要なくなったときに。到来の日より一日遅れてやってくる」
これ以上引用すると全文になりかねないので、このへんでストップ。
「みんなが心を一つにすれば、救いは必ず訪れる」といった宗教家にありがちな信仰とは、カフカの思想は対極にあるようです。
・・・といった話とはまったく関係ないのですが、本日のTRPG大会は好評のうちに終わりました。ご協力してくださったみなさまに感謝します。