ボルヘスのトレーン百科事典に限らず、百科事典をながめるのは楽しいものです。
今回ご紹介するのは、江戸時代中期の医師が作った絵入り百科事典『和漢三才図会』です。
現物は大きな図書館にしか置いてありませんので(緑色ハードカバーの東洋文庫版が入手しやすいかと思います)、明治17年に刊行されたものを「近代デジタルライブラリー」から貼っておきます。
現代人の目から見れば全編つっこみどころだらけですが、江戸時代、少なくとも1712年(正徳2年)にあってはこれが日本人の知の集大成だったことを忘れてはいけません。ボルヘスのなんちゃって百科事典とは違うのです。江戸時代のことを調べる時には大いに役に立ちます。
いろいろお見せしたい項目もあるのですが、とりあえず一ページ。
やると思ったでしょw