核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

アルプスの少女(講談社 1949年版)

 石川淳の続編が発見できなかったので、とりあえず原作を紹介します。近代デジタルライブラリーより。『アルプスの少女』 スピリ原作,吉田絃二郎著,蕗谷虹児絵。講談社 1949(昭和24)年。

 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1168465/28

 「このフロイライン・ロッテンマイヤという女中頭は、なにごとも貴族的なことがすきで、きちょうめんで、きちんとしたことがすきで、いつも家事とりしまりとして自分の威げんを少しでもおかされるようなことがあると、なかなか、かんにんしないというような女でした」
 (「フランクフルトの町」55ページ デジタルライブラリー 33/182)

 フロイラインというのは○○さんの意味なので、上の名前はわからずじまいでした。にしても、なんでこの場面にはふきやこうじ先生の挿絵がないのでしょう。表紙絵のハイジはムダに美少女なのに。
 「クララおとずれる」の章も読みたかったのですが、調子が悪くて開けませんでした。さ、仕事するか。