核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

なんとかの冷や水

 頭も体も熱いせいか、最近冷蔵庫で冷やした水ばかり飲んでいます。

 平和と民主主義を脅かす出来事が内外で頻発し、のんびりしてはいられない昨今ですが、こういう時こそ頭を冷やさねば。過激な主張に対して過激な言葉で返しては、相手の思うつぼです。民主主義を否定する勢力に対しても、暴力的な弾圧はしないのが真の民主主義です。

残念!『鬼涙山』は、『沖の小島』の原題でした。

 故・黒岩比佐子さんのブログで検索したら、あっさり答えが出てしまいました。

 2005年5月16日の『古書の森日記』記事で言及されていました。しかも、序に

 「此篇は有名なる西洋小説ジルブラス中の一節、フエータルメレーヂを翻案したるものなり」

 とありまして、弦斎のオリジナル作品でさえないようです。

 一応、『沖の小島』のほうは読んでみます。

村井弦斎『鬼涙山(きなだやま)』(『報知新聞』一八九六(明治二九)年五月二〇日~七月七日)

 前回紹介させて頂いた関論の書誌情報を見ていたら、見覚えのない作品名が見つかりました。「鬼涙山」と書いて「きなだやま」。

 もしかしたら作品名を変えて単行本化されてるのかも知れないし(よくある話です)、誰かが既に言及しているのかも知れませんが、私は未見です。

 今度国会図書館に行ったら、最優先でマイクロリールをぐるぐるする予定です。

 鬼退治の物語なら、鬼滅の刃の再ブームにのっかれるかも。そういう問題か?

 

 追記 故・黒岩比佐子さんのブログを閲覧したところ、「鬼涙山」は、「沖の小島」と同一作品だと判明しました。「沖の小島」はデジコレでログイン不要で読めるので、近いうちにそちらで読みます。

関 肇「『報知新聞』文芸連載読物(明治~昭和戦前)覚書」(關西大學文學論集 74 (4), A1-A38, 2025-03-18)

 久しぶりに、村井弦斎研究に関わる学術論文を発見。

 題名には『報知新聞』とありますが、明治前期の『郵便報知新聞』時代の連載小説も網羅されています。

 つまり、同論文をCiNiiで検索しダウンロードすれば、「匿名投書」から『食道楽』に至る、村井弦斎の作品の初出時題名と連載期間のほとんどがわかるわけです。関先生のご労作に感謝します。

「野望の戦国 包囲編」テストプレイ結果

 1レベル人間戦士の「武田勝頼」を作成し、織田軍に突っ込ませたら。

 先鋒の福島正則、次鋒の稲葉一鉄を、手傷(悪意ダメージ)を負いながら破ったものの、三番手の服部半蔵の前に力つきました。

 回復のサイコロ目に恵まれてたら、もう少しはいいとこまでいけたんじゃないでしょうか。とりあえず、戦国っぽい雰囲気は味わえました。