核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

そういえば今年は

例年と違い、花粉症の症状が出ませんでした。 コロナのことばかり気にしてて、花粉症のことなど忘れてたのです。

自由意志論からいったん離れます。

ウィキペディアの「自由意志」の項も読んでみたのですが、どうも難解でした。 図書館に行かなければこれ以上深入りもできないので、いったん離れます。 とりあえず、今の私は非決定論、自由意志肯定論者です。

ヤッターマンの最終回 自由意志とは無知の別名か

(話の必要上、今回もネタバレを含みます) 実写版でもリメイク版でも「夜の」でもなく、1970年代に放映されたオリジナルの「ヤッターマン」最終回。私は本放送で見た記憶があります。 念願の秘宝ドクロストーンを入手したものの、ドクロベエさまに持ち…

自由について考える。

三ツ矢論文は決して難解ではないのですが、その結論はどうも了解できなくて。 同論文は小林秀雄「様々なる意匠」の宿命論や、ベルクソン『時間と自由』に依拠して、決定論(宿命)と自由の両立を論じておられます。 別に小林秀雄憎しでいうのではありません…

「時間の空間化」への、ベルクソンによる批判

三ツ野陽介「自由と物語 : 自由と決定論の物語的な両立について」論文より。 たとえば小説「運命の道」では、分岐点に立った主人公が、YではなくXの道を選択することである人生を歩むが、Yの道を選べば別の人生もあり得た、という形で自由意志が描かれて…

三ツ野陽介「自由と物語 : 自由と決定論の物語的な両立について」(哲学・科学史論叢 (16), 223-244, 2014-01)

最高にハイな気分になれそうな、ご論文が見つかりました。 CiNiiで「物語」「自由」等を検索していたら、読むことができました。 小林秀雄の引用から始まってるのだけは気に入りませんが。 院生・研究生時代の私が、『明暗』論や「機械」論や『坑夫』論…

分岐する迷路のような物語

(今回はいくつかネタバレありで) たとえばO・ヘンリーの「運命の道」。詩人志望者の若者が、二手に分かれた道に出ます。右か、左か、引き返すか? この小説の特異さは、その三つの選択の顛末に、それぞれ一節を割いている点です。 未来が分岐する物語。ボ…

ポーツマスとインスマス

日露戦争の講和条約が結ばれた実在の都市と、ラヴクラフトの怪奇小説に登場する架空の都市。どちらもアメリカ東海岸北部。 つづりはPortsmouthとInnsmouthでした。”mouth”部分が共通。 「港口市」と「宿口市」みたいな感じでしょうか。 クトゥルフTRPGの…

朱雀隊、青龍隊、玄武隊

なんか中二病的な命名ですが、今回のはエイプリルフールではありません。 集団自決の悲劇で有名な、会津藩の少年部隊、白虎隊。同藩は青年層を朱雀隊、壮年層を青龍隊、高年層を玄武隊として編成していました。 戊辰戦争の悲劇は白虎隊に限ったことでもない…

エイプリルフールになるかどうか。

この2022年度中には、単著『戦争の止め方』を出します。

ダナ・ハラウェイ他著『サイボーグ・フェミニズム』(2001 読む予定)

近場の図書館にないし、高価なので、読むのはかなり先になると思います。 確か筒井康隆『文学部唯野教授の女性問答』で紹介されてました。 実は遅塚麗水「電話機」論を書いた時、読もうかなと思ったことがありました。 私にはその方面の分析能力はありません…