核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2023-07-22から1日間の記事一覧

ポル・ポト派もびっくりの福田恒存

どうも『白く塗りたる墓』(一九四八(昭和二三)執筆時の福田は、己を共産主義に身を捧げた革命戦士と規定していたようです。あるいは、そう他者に見せたがっていたようです。 書名と同題のアフォリズム集「白く塗りたる墓」で、福田は「ヒューマニズム」を…

「ぼくはコムミュニズムを信じてゐる」と断言する福田恒存

福田恒存(今後、地の文では「恒存」表記にします)といえば根っからの保守派言論人、ウヨクの代表であって、コムミュニズム(共産主義)やサヨクとは真逆なんじゃないの?と、戦後思想にくわしい方はふしぎがるかも知れません。 実は、その大前提さえもウソ…

戦時中は「福田恒存」だった福田恆存

まさか、名前そのものがウソだったとは。福田のウソには慣れていたつもりですが、これには驚かされました。 戦後の福田恒存(引用文や書名以外はこの表記にします)は旧字旧かなにこだわり(あるいはそういうポーズをとり)、私の手元にある平成十九年刊行の…