「サザエさんうちあけ話」の、ビルマに出征した姉の夫を扱った章(21ページ)。「ヒットラー(母のアダナ)」とあるところに、長谷川絵でかわいく描かれたヒットラーと、フネさん似の長谷川母が書き込まれています。正確には、小さなマンガの横にふりがなの様に文章がある感じです。
終戦後はアダ名がワンマンに改名した(68ページ)とのことですので、尊敬の意味をこめたあだ名でないことは確かです。
1巻が売れず、三姉妹に非難された長谷川母の反応。
※
「型が、わるかったんだもの、サイズをかえて2巻を出すのよ」
「2巻!!!」
「お金は???」
「かりればいい」
(49ページ)
※
この 「2巻!!!」と叫ぶ三姉妹の表情と、フネさんのように平然とお茶を飲むお母さんのギャップが実に笑えます。こうした爆発力は原作絵ならではです。