核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

永井荷風『断腸亭日乗』より 終戦の感慨

 三月の大空襲で偏奇館を焼け出され、岡山に疎開した永井荷風の感想。
 
 「兎に角に平和ほどよきはなく戦争ほどおそるべきものはなし」
 (昭和二十年八月二十日 永井荷風断腸亭日乗 六』岩波書店 昭和56 66ページ)
 
 とはいうものの、食糧難と混乱の時代はなおも続くのでした。