2013-08-30 永井荷風『断腸亭日乗』より 終戦の感慨 書籍紹介 #歴史 三月の大空襲で偏奇館を焼け出され、岡山に疎開した永井荷風の感想。 「兎に角に平和ほどよきはなく戦争ほどおそるべきものはなし」 (昭和二十年八月二十日 永井荷風『断腸亭日乗 六』岩波書店 昭和56 66ページ) とはいうものの、食糧難と混乱の時代はなおも続くのでした。