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マキアヴェリはおそらく、自由な民衆が自己の安寧をただ一人の人間に絶対的に委ねきることをいかに用心しなければならぬかを示そうと欲したのである。すべてを委ねられた人間は、(略)民衆のために計るよりは自分のために用心し、自分の方から民衆へ罠をかけざるをえないからである。
(第五章第七節 61~62ページ)
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この本はずっと前に通読したはずなのですが、ろくに内容を覚えていないことが判明したので、ここから先は慎重に読み直します。
こんな調子で大丈夫か。私は人の話を聞かないからなあ。