横田氏は
押川春浪と
星一の接点を追っておられ、もし江見ではなく押川が「三十年後」を文章化していたら、「もっと大ホラ話になったような気がする」そうです。私は
村井弦斎に書いてほしかった。
また、横田氏が生前の
星新一氏から聞いたところでは、
江見水蔭の手になる『三十年後』の原稿は、
早稲田大学図書館に寄贈され保管されているということです。もっとも二度目にお聞きしたときは、
「そうだっけ?うん、確かそうだった」
と半分は忘れてしまった口ぶりだったとのこと。
さっそく「三十年後」の原稿を検索したみたところ、なんとネット上で画像が公開されていました。
まったく、便利な時代になったものです。ちょっと嶋浦翁の気分。