核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

横田順彌「明治時代は謎だらけ!星一と押川春浪」(『日本古書通信』1999(平成11)年3月号)

 横田氏は押川春浪星一の接点を追っておられ、もし江見ではなく押川が「三十年後」を文章化していたら、「もっと大ホラ話になったような気がする」そうです。私は村井弦斎に書いてほしかった。
 また、横田氏が生前の星新一氏から聞いたところでは、江見水蔭の手になる『三十年後』の原稿は、早稲田大学図書館に寄贈され保管されているということです。もっとも二度目にお聞きしたときは、
 
 「そうだっけ?うん、確かそうだった」
 
 と半分は忘れてしまった口ぶりだったとのこと。
  さっそく「三十年後」の原稿を検索したみたところ、なんとネット上で画像が公開されていました。
 
 
 まったく、便利な時代になったものです。ちょっと嶋浦翁の気分。