「ポテトチップスで100円は買えません」を理論武装できそうな書が見つかりました。
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マルクスの価値形態論は「単純な、個別的な、または偶然的な価値形態」から始まる。それは次のように簡単に表現される。
x量の商品A=y量の商品B、
または、
20エレのリンネル=1着の上着
マルクスはこの表式に等号を使用し、両辺の商品の価値が等しいことを示している。(略)
しかし両辺が質的差異をもっているなら、等号を使用するのは不適当である。そこで両辺の商品が相互に異なった立場にあることを明示するために、伝統的な等号の使用をやめて矢印で代替する。上式を矢印をもって表記すれば次のようになる。
x量の商品A→y量の商品B
等号を矢印に書き換えることで、式の左辺にある商品と右辺にある商品が対等の関係にないことがはっきりする。
(34ページ)
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「=」ではなく「→」。