核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「宇内万国ノ現状」(『東京日日新聞』一八七九(明治一二)年六月九日)

 宇内万国(世界各国)の現状を顧み、南アフリカのズールー戦争、南米チリの戦争、アフガニスタン、清魯の紛争などを「我輩」が憂えるという内容。
 福地桜痴が書いていてもおかしくない文章ですが、一人称が「吾曹」ではないため、論文には引用せずここに紹介するにとどめておきます。当時の世界平和主義者は、東京日日新聞に限っても、福地一人ではなかったという例です。