核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

小噺「あたま山脈」

 ある不浄な旧支配者、生まれた眷属を食っちゃ寝食っちゃ寝していたら、あたまから触手が生えてきて、笛や太鼓を持った従者が群がり、てけりりてけりりと大騒ぎ。
 あたまに来て触手を引っこ抜くと、今度はそこが海になって、漂流してきた人間が群がり、窓に窓にと大騒ぎ。こううるさくっちゃ眠りにもつけねえってんで、自分のあたまに身を投げた。