核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

トドロフ読破計画

 ウィキペディアによると二〇一七にお亡くなりになったとか。惜しい話です。
 そんなトドロフの厖大な著作の中から、これは読みたいと思った本を記しておきます。

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 『小説の記号学―文学と意味作用』(1967年) - 邦訳:1974年、大修館書店菅野昭正保苅瑞穂
 『幻想文学―構造と機能』(1970年) - 邦訳:1975年、朝日出版社 
 改題:『幻想文学論序説』 - 邦訳:1999年、東京創元社創元ライブラリー、渡辺明正三好郁朗 
『批評の批評―研鑽のロマン』(1985年) - 邦訳:1991年、法政大学出版局
 『個の礼讃―ルネサンス期フランドルの肖像画』(2000年) - 邦訳:2002年、白水社岡田温司大塚直子
 『イラク戦争と明日の世界』(2003年) - 邦訳:2004年、法政大学出版局、大谷尚文訳
 『越境者の思想―トドロフ、自身を語る』(2002年) - 邦訳:2006年、法政大学出版局、小野潮訳
 『悪の記憶・善の誘惑―20世紀から何を学ぶか』(2000年) - 邦訳:2006年、法政大学出版局、大谷尚文訳
 『芸術か人生か!―レンブラントの場合』(2008年) - 邦訳:2009年、みすず書房高橋啓
 『文学が脅かされている』(2007年) - 邦訳:2009年、法政大学出版局、小野潮訳
 『民主主義の内なる敵』(2012年) - 邦訳:2016年、みすず書房、大谷尚文訳
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 レンブラントに言及しているのも意外でしたが、それ以上に戦争や民主主義への関心が目立ちます。