核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「殉死の弊風」(『東京朝日新聞』一九一二(大正元)年八月一〇日)

 改元直後に発表された、殉死は非文明的であり、不忠不義でさえあるとの論説です。
 じゃあ乃木希典の殉死も批判しているのかと思いきや、その翌月、九月一四日の「乃木大将夫婦共に自殺」の第一報はやけに好意的でした。迎合的です。
 桐生悠々の『信濃毎日新聞』は一貫して乃木殉死を非難していたようですが未見。いずれ見たいものです。