原爆投下は正当化しうるか否かをめぐる、『論理パラドクス』シリーズの作者による問題集。
実はまだ買っていません。論より情に流されがちな私としては、どうも抵抗を感じ、立ち読みの段階で躊躇しておりまして。
「原爆投下で数十万人が死ぬほうが、本土決戦で数百万人が死ぬよりもまし」的な論は(三浦論はこんな荒っぽい論調ではありませんが)、どうもトロッコ問題を連想させて、どちらに判定するのもためらってしまうのです。
今回、戦争と反戦についての視野を広げるためにも、読んでおこうとは思います。三浦氏と同じ結論に達するかどうかはわかりませんが。