核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

内藤千珠子『帝国と暗殺―ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(新曜社 二〇〇五)

 最近、管野須賀子がちょっと気になってまして。彼女が何を書いたかもさることながら、彼女がどう書かれたのかも。

 で、「明治天皇を暗殺しようとした女」についての当時の記事とその考察を求めて、内藤著をひもといたわけですが。

 さぞかし「病気」や「魔性」が強調されてるんだろうなと思いきや、意外に「健康」だという報道もあったらしくて。ことは単純ではありませんでした。

 私の論文に即座に使えるというもくろみは甘かったわけですが、記憶にとどめておきます。