単著『戦争の止め方』の、まえがきを書きあぐねています。
書くべきことはわかっているのですが。箇条書きにしてみます。
・絶対平和主義と平和優先主義の差異。松元雅和氏の定義。これには同意。
・絶対平和主義の起源を「宗教、特にキリスト教」にあるとする、松元論への異議。
・古代中国と古代ギリシア。向戌とアリストパネス。言葉によって戦争を止める。
・神の復讐・審判に頼るキリスト教は、むしろ絶対平和主義から遠いのでは?
・パウロから内村鑑三まで。絶対平和主義ではないキリスト教。(←↑要調査)
・近代日本における国際連合論の先駆者。植木枝盛・小野梓・矢野龍渓。
・国際連合に背く大国をどう止めるかの問題。言葉による絶対平和主義の再評価。
・本書の方針。近代日本の「文学」に、戦争の様々な止め方を見る。
こんなもんでしょうか。