研究されつくしたかに見える夏目漱石ですが、『永日小品』にはまだ手つかずの作品がいくつかあるようです。私は今のところ漱石論を書くつもりはありませんが、ふと思い出して。
「金」という、柄谷行人のNAM構想みたいな限定通貨論を打ち出した小品については以前に当ブログで扱いました。
今気になっている「変化」は、やがて満鉄総裁に就任する中村是公との、学生時代の思い出を描いた軽いスケッチ風の小品なのですが、ちょっと気になる箇所がありまして。今書いている論文では扱えないので、明日のブログでふれようと思います。