核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

強さ比べ、あるいはカタログスペック比較の魅力

 たとえば、A社のピストルはB社の競合品より隠蔽度が低い(隠しづらい)が、威力で勝るとか。

 C社のアサルトライフルは同社従来品に比べて連射性能に優れるとか。

 そういう、こまごましたスペックをカタログで見比べて、「どれが一番強いか」みたいなことを妄想するのが大好きなのです。最近『シャドウラン』という近未来TRPGのルールブックの「装備表」を見て、そういう子供じみた快感が蘇るのを感じています。

 兵器に限ったことではないと思うのです。私は現実のギャンブルはやらない主義ですが、たとえば競馬に多くの人が熱中するのも、単純な運任せの賭博ではなく、馬の調子や血統や騎手との相性を読んで、「どれが一番強いか」を推測するのが快感だから、ではないでしょうか。もちろん、自分の分析が的中した時の快感の大きさは言うまでもありません。

 ひるがえって、絶対平和主義。なんか画一的で、単調退屈という印象を受ける方が多いようです。実際には絶対平和主義の人々にも、兵器や馬に劣らず、それどころか兵器や馬以上の多様性があることを私は知っていますが、ご存じない方も多いようです。

 平和主義のスペックを一覧でき、強さ比べができるカタログ。

 いつかは出す単著『戦争の止め方』はそういうものにしたいと、私はもくろんでいます。