核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

村井弦斎『水の月』第一回(『北海道毎日新聞』一八八九(明治二二)年一一月一日)

 弦斎居士『水の月』の、冒頭のとこだけ引用します。舞台も北海道、札幌、豊平川

 

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  豊平橋の上は山なす計(ばか)りの人、其人々の眼は皆豊平川の水上に注げり、豊平川の水上に立現れしは一箇の美人 年の頃は二十二三にやあらん、

 (以下、美人の描写が続くが省略)

 一個の美人が優然として水上に立ち居れり、否水上にあらず水を離るゝ事二三尺の空中に立ち居れるなり、神か人か妖怪か、サモ不思議なる美人の姿、

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 挿絵でも確かにホバリングしてます。ドムでしょうか。