『婦人世界』1914年10月号の「記事」欄より。記号や「…」の数は一部省略しました。
戦時における日本婦人の覚悟…下田歌子(二)
慈悲の女神………………………前田雪子(一〇)
欧州交戦国の婦人の気風………蜷川 新(一一)
世界奇聞……………………………………(一八)
子供の戦争遊びと軍歌…………岸邊福雄(二〇)
世界大戦乱の裏面………………一記者(二六)
文字を早く上手に書く法…………中村春堂(三三)
子供を泣かせて育てた実験……加納多津子(三八)
運動問題(家庭の日常衛生法)…村井弦斎(四三)
夜着の縫ひ方と綿の入れ方……島 雪子(五五)
貧民窟を廻つて髪結ひ修行……棚瀬いね子(五九)
銀笛(小説)………………………小杉天外(六二)
七年ぶりで見た日本婦人………水戸部茂野子(八七)
秋の七草…………………………磯部 鋭(九〇)
初生児の衛生……………………加藤照麿(九二)
弦斎夫人の家庭叢談……………一記者(九五)
美人軍事探偵……………………三津木春影(九九)
…そのほか、「看護服を召されたる梨本宮妃殿下」といった口絵や、「美容問答」「家庭笑話」などの連載記事もあります。
気になる弦斎の「運動問題」ですが、日本古来の身体動作と西洋式運動の良否を個別に論じたものであって、特に国粋主義でもなく、戦争への言及も見当たりませんでした。