核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2011-11-08から1日間の記事一覧

カント 『人倫の形而上学』(1797)の戦争観

図書館に返す日が迫ったので、メモ代わりに写しておきます。傍点は下線に。 ※ 戦争への権利については、まず次のような問題が生ずる。すなわち、国家は、自分の臣民たちに対してそもそもどんな権利をもつがゆえに、他国との戦争に対して彼らを使用し、彼らの…

木下尚江 「『基督抹殺論』を読むー早稲田雄弁会にての演説」

1911(明治44)年4月。幸徳伝次郎氏の遺著『基督抹殺論』の書評という名目のもと、早稲田大学大隈講堂での演説の記録です。とりあえず前半をダイジェストでお送りします。 ※ 人の噂も七十五日。無政府党の騒動も最早過去の歴史に埋葬されてしまった。…