核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2023-11-03から1日間の記事一覧

マルクスは貧しい人の敵

「マルクスって読んだことないけど、貧しい人の味方なんじゃないの?」 という方もいるかも知れません。 違います。 マルクスが革命の担い手とみなしたのは、プロレタリアート(労働者階級)だけです。 では、労働者階級よりも貧しい人については。以下の通…

ナポレオン三世のことはよく知らないので

一応、『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』、最後までページをめくりはしました。 が、マルクスは冷静で客観的な文章が書けない人なので、どこまでが歴史上の事実で、どこからがマルクスの身勝手な妄想なのか、フランス史に全然くわしくない私には見分…

マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』(岩波文庫版)、デジタルコレクションで読めました

マルクスの代表作とされている書物の一つ。 代表作を読まずに(昔途中まで読んで投げ出しました)マルクスを批判するのもどうかと思い、このたび再読を決意しました。 読んで楽しくなる本ではないことは確かですが。

戦後という、マルクスかぶれの時代

戦後(ここでは一九四五年から、だいたい一九八九年までを指します。ある意味では二〇二三年まで継続中でもありますが)という時代の文献を読んでいてどうにも耐えがたいのは、マルクスかぶれの風潮です。 というと、「戦前にもマルクス主義者はいたんじゃな…