「第十章 惑星一般について、特に地球と月について」と題された章。
天の「中心を占めているのは」惑星ではなく、「太陽その他の恒星である」という前振りで、三重の円の図が提示されます。
中心に太陽S。その周囲の大きな円に惑星T。Tの周囲の円に惑星☾(アルファベットのCに似た、三日月型の記号)。
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天の物質は惑星を太陽のまわりに回転させるのみならず、惑星自身の中心のまわりにも回転させる〔自転〕(それを妨げるなにか特別の原因がある場合のを除いて)ということ、(略)
私が特にこの二つの惑星について語ったのも、私たちが住む地球が惑星Tで、地球のまわりをまわる月を惑星☾であなたがたに示してあげるためにすぎなかったのだ。
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タブー中のタブーにふれやがった。地動説です。