核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

アラン 「曖昧な兆候」(『プロポ Ⅰ』より)

 もいっちょ引用。フロイトの『精神分析』を、「ありもしないものを見抜こうとする術にほかならない」と断言した章の末尾にて。
 
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 デカルトの天才のもっとも驚くべき特色のひとつ、もっとも理解されていない特色のひとつは、動物に精神を想定することをつねに拒否したことである。
                                                                          一九二二年七月一七日
 (287ページ)
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 なぜそこまでしてデカルト。私にはデカルトよりもアランのほうが不可解です。信念の人ではあるんでしょうけど。